絵てがみの描き方【リンゴ】

透明水彩で描くリンゴ 水彩絵てがみの描き方

静物画でお馴染み、リンゴを描いてみましょう

手に入りやすいリンゴは、絵の題材によく使われますね。
リンゴはその昔から、絵画のモチーフとしてよく使われています。
モネやセザンヌ、ゴッホ等々、名だたる巨匠たちも沢山描いていました。
それほど魅力のあるモチーフなんですね。
では、そのリンゴを描いてみましょう。

1.何はともあれ、下描きです。

リンゴの左側を少し切りたかったので、ハガキより大きな紙を敷いてはみ出せながら下描きしていきます。
リンゴの形が描けたら、影も少し描いておきます。

2.下塗りしましょう。

リンゴに当たっている光(ハイライト)を残しながらレモンイエローを薄く塗ります。それが乾かないうちにカドミウムイエローを部分的に流し込んでいきます。
所々にバーミリオン(橙)に黄色を混ぜた色を置いていきます。
バーミリオン強めの黄色との混色でリンゴの模様を描いていきます。
一旦、良く乾かしてから、カドミウムレッドとクリムソンレーキ(少量)の混色でリンゴの模様を描いていきます。
また、一回乾かしてから、再度カドミウムレッドで模様を描いていきます。段々とリンゴになってきましたね。
リンゴの上の方に緑色(フッカーズグリーン+イエローオーカー)を塗っていきます。
クリムソンレーキでリンゴの陰を塗ります。
セルリアンブルー+コバルトブルーで影を塗ります。
背景を綺麗な水で濡らしておいてから、ウェットインウェットで薄い色を置いておきましょう。濡らした所に絵の具を置くと、乾いたときに色が薄まります。それを考えながら絵の具の濃さを調整します。これは、数をこなさないとなかなか感覚をつかめないところです。何枚も描きましょう!
白色絵の具と黄土色を少し混ぜて、リンゴの斑点を細筆で描きます。描きすぎないようにして下さい。
ペインズグレー+黒等or墨で少し輪郭線を入れておきます。勿論、入れなくてもOKです。

3.文章を入れます。

さあ、ここまで描いてきても文章が浮かんできていませんでした。これは困った。何とかひねり出しましょう。
リンゴを見ていると、やはり昔の歌謡曲が浮かんで来るのです。それも私の小さな頃の唄。戦後、流行ったと言われる「リンゴの唄」並木道子さんや、「リンゴ追分」美空ひばりさんです。全く私の年代ではないのですが、幼い頃の記憶なのか、何故か口ずさめるのですね。不思議です。そんな感じで文章を作りましょう。

4.完成です。

♪「リンゴは何にも言わないけれど…」♪どうにも耳を離れない旋律です。それだけ良い曲だったんでしょうね。ということで、少し昭和を懐かしんでみました。落款押して完成です。皆さんも是非、リンゴに挑戦してみて下さい。描けたら、私にも見せて下さいね。



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