絵てがみの描き方【マスカット2】

マスカットを描く 水彩絵てがみの描き方

マスカットを描きます。その2

先日、近所の陶芸作家さんから立派なシャインマスカットを頂きました。綺麗な緑色、エメラルドグリーンというのでしょうか。とってもお高そうなのです。長い事生きてますが、恥ずかしながらマスカットを食すのは初めての経験でして、この先、もう無いでしょう。何だか、寂しくなってきますね。
ま、そんなことはどうでも良いことなんで、早速描いていきましょう。


紙を縦にすると

本日は、縦構図と横構図の2枚、描いてみます。紙を縦に使うか、横に使うかで随分印象が変わってきます。何を描くにしても構図は大事なので、描きだす前に良く考えましょう。

下描きです

紙を縦にして上部に余白を上部に大きくとります。
下描きができたら、ハイライト部分にマスケットインクを塗っておきます。マスキングをせずにハイライト部分を塗り残す方法でもOKです。マスケットインクは後で剥がすとき、表面が弱い紙を使っていると、紙が剥がれてきますので要注意です。今回は、ホワイトアイビス水彩紙を使っていますので、全く問題ありません。ちなみに、水彩紙でもシリウス水彩紙とかアルビレオ水彩紙等は表面が弱いのでマスケットインクの使用は避けた方が良いでしょう。ワトソン水彩紙も表面が少し弱い系なので、要注意です。

彩色

マスケットインクが充分に乾いてからレモンイエローで下塗りしておきます。
下塗りが乾いたら、レモンイエローとセルリアンブルーの混色をマスカットに塗っていきます。先ほどの混色にビリジャン(緑色)やウルトラマリン(青)等を混色して暗い部分を塗っていきます。
った絵の具が完全に乾いてから、ラバークリーナーや爪でマスケットインクを剥がします。
葡萄の軸を描いていきます。
陰の部分に色鉛筆を重ねました。

完成

文章を入れて、落款を押して完成です。構図を縦型にしたので、余白が大きくなりました。少々長い文章でも入れることができますね。

紙を横にして描いたら

こんな感じになりました。文章を入れるスペースが少なかったので、ちょっと苦しそうですね。マスカット自体に墨等の輪郭線を入れていないのでマスカットの上に文字を入れていっても良かったです。また、「秋の色」とか秋を表す何か一文字を書くとかでも良いですね。

さて、縦構図と横構図のマスカットはいかがでしたか?
皆さんも好きな秋の果物や野菜などを絵てがみに描いて、親しい誰かに贈ってくださいね。
また、分からないことがあれば、ご質問下さい。
質問はこちら
お問い合わせ – 青の森 絵手紙教室 (etegami.art)

以前に描いたマスカットの動画がありますので、参考にされて下さい。
画像をクリックするとYoutubeのページが開きます。

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