絵てがみの描き方【キュウリ】

水彩絵てがみの描き方

「夏と言えば、胡瓜です」

夏の野菜の一つ、キュウリは絵てがみにも良く取り上げられます。一度は描いたことがあるのではありませんか?形は単純、色も複雑ではないので描きやすいかなと思われますが、ちょっと難しいのは画面への納め方。細長い形を全部ハガキのサイズにいれようとすると、余白があり過ぎたりしてしまいます。
そんな時は、切っちゃいましょう!あ、キュウリを実際に切るんじゃあありませんよ。絵の中でキュウリを切っちゃいましょう。大胆に、大胆に!
そうそう、花付きのキュウリを描きたかったのですが花付きってなかなか無いですね~。やっぱり、スーパーでは入手できないので、自分で育てるしか有りませんかね。う~~~ん。

1.キュウリ、はみ出しOK!

キュウリ自体、鉛筆で下描きするほど難しい形ではありませんので、いきなり絵の具でキュウリを描きましょう。黄色の絵の具を少し薄めて筆でキュウリを描きます。ハガキからはみ出すように描ければ成功です。
下地に塗った黄色が乾いたら、セルリアンブルー+カドミウムイエローの混色を薄めにしてキュウリに塗っていきます。
さっき作った緑色にウルトラマリンを少し足して暗めの緑色を作り、下のキュウリに塗っていきます。
下のキュウリに塗った絵の具が乾いたら、上に重なったキュウリに暗めのグリーンを乗せていきます。
ヘタの部分を黄土色+茶色で描いておきましょう。
下のキュウリが乾いたら、上のキュウリに緑を足していきます。下が乾いたら上を塗り、上が乾いたら下を塗る。この繰り返しです。

2.お皿を描きましょう

キュウリが出来てきました。キュウリを全部描いてしまわないうちに、お皿を描きましょう。何故、キュウリを全部描いてしまわないかといえば、背景も描きながら全体のバランスを取りたいからですね。青色の絵の具で皿を描いていきます。少々歪んでても、まったく大丈夫です。形がいびつでも味があったりします。失敗を恐れず、大胆に描きましょう!でも、いきなり絵の具で描くのが難しかったら、鉛筆で薄く下描きをしても構いません。大事なのは、楽しめるかどうかです。
お皿の陰を薄めのブルーで塗ります。
キュウリにブツブツや輪郭線を描きながら、お皿に落ちるキュウリの影をウルトラマリン(青)で描きます。
背景を塗ります。キュウリとお皿のヒンヤリ感を出したかったので、背景には暖色系の絵の具を使いました。カドミウムイエロー、バーミリオン、カドミウムレッドを水で濡らしたところに流し込んでいます。

3.言葉を入れて完成です!

さて、どうでしょうか?
貴方も描けましたか?
キュウリは意外と描きやすい題材です。気楽に描いて、面白いのができたら暑中見舞いや残暑見舞いでお友達や離れているご家族に送ってあげて下さい。喜ばれること、間違いなしです!
あ、私に送って頂いても絶対に喜びます。間違いなしです!!
使用した水彩紙はヴィファール水彩紙です。ちょっと紙の表面が弱いですが、気軽に使える水彩紙です。割と安価ですしね。

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