絵てがみの描き方【いがぐり】

水彩絵てがみの描き方

散歩道で拾ったいがぐり

漢字だと「毬栗」と書くんですね。普段、書くことがないので何だか新鮮です。
さて、この毬栗、先日の散歩道で道に落ちていたのを拾ってきました。袋を持っていなかったので指でつまんで手の平にそ~っと乗っけて持って帰ったのですが、その棘の痛いこと!鋭い棘なので、そ~っと持って帰りました。歩いていると、手の平にチクチク、チクチク。この感触を味わって絵を描かねば!写真からでは、決して味わえないものを感じながら描くということは、とても大事なことです。
では、早速描いていきましょう。


水彩紙

今回は、ホルベインのアイビスという水彩紙を使います。この紙は初めて使うのでどんな感じに絵の具が載っていくのか分かりません。コットン100%ではないのだけど、Netの評価が良かったので買ってみました。
「ホルベイン ポストカードパック ホワイトアイビス 30枚入り 271325 WI-PCP」300g 中厚口
Amazonで825円(税別)でした。
ちなみに、上記(300g)と書いているのは、紙の厚さを表す数字で1m²あたりの紙の重量を指しています。絵手紙に使う分には、十分な厚みだと思います。

動画はこちらにあります。https://www.youtube.com/watch?v=ZcLI6z7LraY

1.やっぱり下描きから

栗の下描き

栗の配置を決め、HBの鉛筆で軽く描いていきます。あまり濃く描くと紙が汚れてきますし、色を塗ったときに鉛筆の粉が浮いてきたりします。下描きが濃くなってしまった時は、練りゴムを棒状にして手の平で転がし、余分な鉛筆を取ります。
栗のイガは大体の輪郭だけ薄く描いておきます。


2.塗ります

背景から塗りましょう

綺麗な水を背景に塗ります。大体が塗れたら、背景用の色を置いていきます。

背景が塗れたら、イガの緑色部分にフッカーズグリーンとイエローオーカーの混色を塗ります。同様に茶色の部分に薄い茶色を下塗りとして塗っておきます。

イガの下塗りは、イエローオーカーとバーント シェンナの混色です。
栗が塗れたら、いがを描いていきます。細筆でいがっぽく描きましょう。
毬栗と栗の実の影を描いておきます。
白色で栗の実のハイライトを塗ります。また栗の影が青すぎるので、少しグレーを上塗りしていきます。イエローオーカーと白色を混ぜて不透明にし、上図、赤丸部分のようにいがを描いていきます。
絵の方が出来ました。後は、文章です。さて、何と書きましょうか…。

3.文章を書いて落款押して完成です!

これで完成ですが、初めて使ってみたホワイトアイビス水彩紙。表面は少しざらっとした感じはするものの、良い感じに色が乗ります。凹凸が大きめなので、細密に描くのは難しいかもです。リフトアウト(一旦塗った絵の具を水で濡らして取り除くこと)は、試すのを忘れてたのでちょっと不明。また、次回に試しておきます。


動画も参考にご覧ください。

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